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2006年3月13日 (月)

悲しい葉書

今日、悲しいはがきが郵送されてきた。
姑が結婚をする前、姉妹のように数年間一緒に過ごした人がこの3月4日亡くなり、本人の希望もあり、密葬しましたという知らせだ。
姑とは、当然互いに結婚した後も途切れることなく交流が続き、毎年岡山に住むその人からは名物の桃が送られてきたり、メロンが送られてきたりしていた。
私達家族もその恩恵にあずかり、大変喜んだら、「東京では野菜が大変だろう。」と段ボール箱いっぱいの野菜が送られてきたこともあった。また段ボール箱一杯の「きな粉」や「天かす」が送られてきた時には、どういう訳でこうなったのかと使い方に非常に困った事もあった。
目を悪くした、足を悪くしたと伝え聞いていたし、連れ合いを亡くし、子供達も結婚してからは一人で生活をしていたと伝え聞いていた。しかし姑とは常に互いの近況を電話で長時間話し合う非常に親しい仲だった。

享年85歳(姑とは同い年だったのだ)との娘さんからのはがきに、我々は胸が詰まった。
認知症の姑に伝えて、どれだけ分かるかなあー、いや、昔のことは案外覚えているから、案外思い出すかもよ、いや、夫の名前すら忘れているのに無理かもーーと夫と話しながら、夫が電話で彼女の事を姑に伝えると、やはり「その人誰?」「そんな人の事、何にも覚えてへん」との返事。やはり、我々二人ともがっくり。

それより姑の最大の関心事は、2月26日後半で書いた○○さんのことばかり。○○さんから貰った服やネックレスは、私や私の娘が家に持って帰った、それでそのお返しをして欲しい。

夫は昨日も5分置きぐらいに、姑から言われ続けたらしい。その度に、その品物は受け取っていない、係の人を通じて返却した、もうその話をしなくても良いと言い聞かせても、一度頭にインプットされた物は全く離れないらしい。
そういう問題よりも、姉妹のように数年間一緒に生活し、親しくしていた人が亡くなったことの方が大きな問題だと思うのだが、姑にしてみると、どこの誰とも知らない人が死のうが全く関心がないという様子。
それよりも姑にとって重大なのは、私や私の娘が家に持って帰った○○さんから貰った服やネックレスに対する「お返し」。
夫が、家になんか持って帰っていない、それらの品物は○○さんに返したと繰り返し繰り返し説明しても、絶対に姑は私達が持って帰ったと譲らない。そしてお返しをして欲しいの一点張り。
嫁と姑とのいざこざに、取った取られたとのいざこざがあると聞くが、ホトホト溜息が出てくる。どうしたら分かってもらえるのだろうか?
名前を忘れられた舅、そんな人知らんと言われた知人、ああ、ちょっと可哀相というか、悲しいなあー。

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コメント

貴重なご意見ありがとうございます。
姑が入所しているホームの職員は、こちらが頭が下がるほどよくしてくださっています。今回のような問題も余すところなく職員さんと相談し、ホームでも所長に報告すると共に、ホーム内でどう対処しようかと職員会議を持って頂いたようです。
ただ双方認知症で、入居者同士が口が悪いと、机の上に置いていたカーディガンを自分の物と勘違いして持っていくと、「あの人が盗った! 泥棒だ!」というような事もあるようですし、職員が何度も物品の贈答を行わないで欲しいと入居者を始め、家族にも何度も言っても、職員にこっそり行われている分には把握できていない事があり、充分把握できていない事への謝罪がありましたが、ホーム内でもどう対処したらよいのか、困り果てているというのが現状のようです。
入所者の中には、面会者があまりなく、その寂しさから、自分の物を他人に贈って寂しさを紛らわしているというケースもあるようで、難しい問題です。

先日はお世話になりました。走る会のkotaneです。

福祉をかじった経験からしますと、ここは、ご本人の世界観を尊重するしかないのでは・・・、と。

例えば「家に帰る」と言い張る認知症の方に、
「ここがあたなのおうちですよ」と言ったところで、
「まるで、世界が崩れ落ちるかのような、不安感」の中にいるご本人には、到底理解できないそうであります。
そうしたときは、まずご本人を落ち着かせて、
「今日は遅いから、ここで泊まって行って、
明日、おうちに帰りましょうねえ」と。

「お返しは、しておきますからねえ」
と、ひとこというだけで、ご本人を安心させられるのなら・・・。
と、思うのは、しろうと考えでしょうか・・・?
(いちおう、ホームの職員さんにも、相談してみてください・・・)

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