入った時から変だと思わなければいけなかった。
治療に通わなければならないかもしれないからと、
職場近くの皮膚科を地図で探して診察を受けた。
話好きの女医さんで、私が近くの事業所で、衛生関係の仕事をしているというと、
その話にかこつけて、学会の悪口まで延々としゃべりまくるという先生。
いやー、そんな話どうでも良いから、早く診察して欲しいんだけどーー、
という感じで、ようやく私の指に出来た小さないぼのようなふくらみを見て、
「ヘルペスです。飲み薬と付け薬を処方しておきます。
この飲み薬、高価だけど良く効きます。時間を守って、必ず飲んで下さいね。」
と念を押される。
が、1週間経っても治らない。
再診して、再度ヘルペスの飲み薬と付け薬を処方される。
更に1週間後、「ほら、枯れてきて治って来たじゃない」と医者。
私には治ってきたかどうかよく分からない。
分からけれど、ふくらみの大きさは変わらず、そして痛い。
それを言うと、「そう、じゃあ、塗り薬をもう一度出します」。
で、また1週間が過ぎた。
いぼのようなふくらみは相変わらずあり、そして痛みは全く改善されず。
「大丈夫。この薬を付けて、ほっとけばそのうち治ります。もう来なくていいです。」
ええっ!! もう来なくて良い、なんて完全な医療放棄じゃない!!
何!この医者!!
塗り薬もあるので、とりあえずなくなるまで付けてみようと思う。
2ヶ月近くその状態が続く。
全く改善せず。
このいぼのようなふくろを取り去ってくれると痛みも取れるんと違うかなあー。
そうした時、たまたま熱を出し、近くの小さな病院にかかる。
その時は当然「内科」で診察を受ける。
その内科の隣に「外科・整形外科・皮膚科」という不思議な看板を見る。
内科の受診の後、その「外科・整形外科・皮膚科」でも診察を受けてみることにする。
外科の先生は、「ウーン、何か、とげみたいな物を刺しませんでしたか?」
「だいぶ前のことで忘れました。主婦やってますからあるかもしれません。」
という事で、とりあえずレントゲンを撮ってみる事になった。
レントゲン写真を見ながら外科の先生「ウーン」とうなり、
「ちょっと待ってなさいよ。」と言って、
ついたての向こうの隣から別の先生を呼んでくる。
そのレントゲン写真を見るなり、
ついたての隣の先生、「あっ!それ、僕の領域ですね。」
「外科や皮膚科ではなく整形外科の領域らしいです。
隣に行ってください」
という訳で整形外科に罹ることになった。
症状は「ヘバーデン結節」と言うのだとか。
(舌を噛みそうな名前で覚えられず、帰宅後ネットで調べる。)
http://www.tahara-seikei.com/753b.jpg
「ガングリオン」の一種だとか。
で、「ベッドに横になって下さい。」って、
どうしてこんな小さな物に、ベッドに横になるの、ちょっと大げさ。
と思ったら全く違った。
「ちょっと痛いですよ!」と医者は言ったが、
「ぎゃー!!」
「ほら、押さえて!」と看護婦さんに指示。
私には「動かないで!」「ハイ!」
でもやっぱり「ぎゃー!!。痛ーーーい!!」
「見てみますか?」と言われて見てみると、
ゼリー状の物がたっぷり。「えっ! こんなに溜まってたんだ!!」
痛かったけれど、すっきりした。
皮膚科でもなく、外科でもなく、整形外科だったんだ!
しかし、それにしても、職場近くの皮膚科医院、
「ヘルペスです」と高い薬を2週間も飲ませ続け、
それでも治らなくて、さすがに自分で「誤診です。」とは言えず、
「そのうち、ほっといても治ります。もう来なくていいです。」なんて、
医療放棄で、何といういい加減な医者だろうと腹が立ってきた。
どうりで5~6回通院しても、
私以外一人の患者にも出会わなかったはずだ。
「藪」ってみんな知ってるから、近所の誰も行かないんだろう。
たぶん医者仲間からも馬鹿にされるから、
行くたびに、聞きもしないのに、学会の悪口を言い続けたんだろう。
やっぱり、「藪」って居たいんだ!!って改めて思った。
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