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2006年3月 4日 (土)

パイプオルガン制作者

いつものごとく午前は太極拳、午後から習字の練習に行った。

同じ習字仲間の辻さんという方が、先生と話をしている。弟さんの葬儀があって、来週習字の練習に来られないとの話。
そんな話が耳に入ってきたが、そうなんだ、と思うだけで聞き流し、習字道具を机の上に置き、練習を始めた。

すると先生が、「辻さんの弟さんの事が新聞に載ったからって、その新聞の切り抜きを拡大コピーして持ってきてくださったのよ。」と言って、朝日新聞の切り抜きを私に見せてくださった。

そこにはパイプオルガン奏者でもあり世界的なパイプオルガン制作者である辻宏さんが、筋委縮性側索硬化症で亡くなった、という記事が書かれてあった。
辻宏さんはパイプオルガン奏者だけでなく、日本でただ一人のパイプオルガンの制作者でもあり、スペインの世界的な教会のパイプオルガンの修復をも行った、という内容。

あれっ? この記事の内容、読んだことがある。
我が家は日経だが、こういう内容の記事を読んで、へえー、日本人でそんな人もいるんだ、と感じたかすかな記憶が残っている。

えっ?そんな有名な方のお兄さんが、私と一緒に習字を習っている辻さん! えっ!!すごい!

日経には辻宏さんの写真は載ってなかったが、朝日新聞には亡くなった辻宏さんの写真が載っており、わあーさすが、私の知っている辻さんにそっくり。当たり前か。

お習字の先生と辻さんは、辻さんは転校生で、1年生からではないのだけれど、同じ雪谷小学校の同窓生なのだとか。という事は、弟さんの辻宏さんも雪谷小学校出身なのかなー。もしそうなら、そんな有名な人が、自分の学校の卒業生だなんて、知らないんじゃないか?
辻さんは尺八をやっていて、尺八の大会なので、舞台に演目を習字で書かなければならない、たまたま小学校時代の同窓会でお互いの近況が分かり、辻さんが習字を習い始めたとの事。

お兄さんが尺八をやっており、その弟さんがパイプオルガン奏者。音楽一家か、と思うとそうではなく、お父さんは大田区雪谷で医者をやっていたのだとか。

ネットで調べてみると、いろいろ分かった。
まず「YahooJapanNews」の記事から。
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辻宏氏が死去 黒田清子さんとも親交
 パイプオルガンの建造、修復の第一人者で、黒田清子さんとも親交のあった辻宏(つじ・ひろし)氏が22日午後11時35分、筋委縮性側索硬化症(ALS)による呼吸不全のため、岐阜県白川町の白川病院で死去した。72歳。愛知県出身。自宅は白川町黒川2741ノ1。通夜は23日に行い、告別式は近親者のみで26日午後1時から白川町赤河1579ノ12、日本キリスト教団蘇原教会で。喪主は妻紀子(としこ)さん。
 1933年、現在の愛知県春日井市で生まれる。東京芸大音楽部器楽科(オルガン専攻)を卒業後、欧米でオルガン建造技術を学び、81台のパイプオルガンを建造。海外の歴史的なオルガンの修復を手掛け、スペインのイサベル女王勲章などを受章。1998年に「現代の名工」に選ばれた。  皇室とも親交があり、皇后さまが1回、皇族時代の黒田清子さんは白川町の工房を4回訪問。清子さんの結婚の際は、辻さんが講師を務めるオルガンアカデミーの有志が白川町で祝福のコンサートを開いた。(共同通信)
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また興味を引くHPも見つけた。パイプオルガンの街・白川
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私の田舎でもある岐阜の白川(世界遺産のほうではないよ)というところは、実はイタリアゆかりの場所だった。廃校となった小学校の木造校舎を工房兼住居に、パイプオルガンの修復をする辻宏さんという方が移り住んできたからだ。辻さんは、イタリア・ピストイア市の教会にあるバロック時代のパイプオルガンの修復を日本人として初めて手掛けた方。それで、これをきっかけに白川町とピストイア市の友好交流が芽生え、姉妹都市の提携にいたったというわけ。若いオルガン演奏家育成のため、ピストイア市との協力で開催する音楽アカデミーとコンサートも、毎年開かれている。アカデミーは、国内外の著名なパイプオルガン関係者を講師に招いて行われ、かなりのもの。
そんなわけで、この田舎にはあちこちに「イタリア」がある。白川にある第3セクター(いわゆる道の駅)の名前も「ピアチェーレ」。交流をきっかけにやってきたイタリアのピッツァ職人と白川娘が結ばれて、山の中にピッツェリアもオープンした。この田舎の人々がどれほどイタリアを知って、「交流」を進めているのかは、わからないが、「考えてみたら、これってイタリアのものだったのね?」とふと思えるほど、自分たちの生活になじんでいる、そんな状況がとても人として自然で、理想的なことなのかもしれない。
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Organ1神戸教会のパイプオルガンでは、パイプ総数 約1,438本という美しいパイプオルガンの写真が載っており、辻オルガンには手がけたとされるパイプオルガンの一覧表が載っていた。

人の繋がりって、どんなところに転がっているか分からない。

直接には知らないけれど、辻宏さんのご冥福をお祈りします。
そして私の知っているお兄さんの辻順さん、いつまでも元気で私と一緒にお習字を練習しましょう!

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